ハワイの言葉
アイナ(ʻāina)とは?ハワイ語で「大地」を意味する言葉と、浅間山のふもとで感じること
アイナ(ʻāina)は、ハワイ語で「大地」「土地」を意味する言葉です。ハワイでは、人を養ってくれる大切なものとして、昔からこの言葉が使われてきました。
この記事では、アイナの意味と読み方、この言葉を使ったハワイの表現、そして浅間山のふもと、佐久・御代田でロミヨガを伝える私がこの言葉から感じていることをお伝えします。
アイナの意味と読み方
ハワイ語では ʻāina と書きます。最初の「ʻ」はオキナという記号で、音を一瞬区切る印。「ā」の上の棒はカハコーといい、その母音を伸ばして読む印です。そのため実際の発音は「アーイナ」に近くなります。日本では「アイナ」と書かれることがほとんどです。
意味は「大地」「土地」。ただ、地面や土そのものだけでなく、そこで育つ食べ物や、その土地で暮らす人とのつながりまで含んだ言葉として使われています。
「養ってくれるもの」としての大地
ハワイ語で「ʻai(アイ)」は「食べる」「食べ物」を意味します。そのためアイナは「人を養ってくれるもの」と説明されることがあります。
かつてのハワイでは、食べ物も、家を建てる材料も、暮らしに必要なもののほとんどを島の土地から得ていました。「土地は人を養い、人は土地を大切にする」。アイナという言葉には、そうした人と土地の関係が表れています。
ハワイには「He aliʻi ka ʻāina; he kauā ke kanaka(土地は首長であり、人はその仕え手である)」ということわざもあります。人が土地を持ち物として扱うのではなく、土地に敬意を払って暮らすという考え方です。
アイナを使ったハワイの言葉
カマアイナ(kamaʻāina)
直訳すると「土地の子」。ハワイで生まれ育った人や、長く暮らしてその土地をよく知っている人のことをいいます。ハワイのお店などで見かける「カマアイナ割引」は、地元に住む人向けの割引のことです。
マラマ・アイナ(mālama ʻāina)
「土地を大切にする」という意味です。マラマは「世話をする」「大切にする」という言葉。自然や環境を守る活動の合言葉としても使われています。
アロハ・アイナ(aloha ʻāina)
「土地を愛する心」。生まれ育った土地や、暮らしている場所への愛着を表す言葉です。
浅間山のふもとで感じるアイナ
Saku Lomiがレッスンをしている佐久市と御代田町は、浅間山のふもとに広がる町です。田んぼや畑が身近にあり、季節ごとに土地の表情が変わっていきます。
ハワイで、はじめて「アイナ」という言葉にふれたときのことです。意味をちゃんと理解するより前に、言葉では表せないけれど、なぜか自然とあたたかい涙がこぼれました。
自分は、この大地に支えられてここに立っている。頭で考えるより先に、体のほうがそれを感じていたのかもしれません。
浅間山のふもとのこの土地で、私は今、ロミヨガのクラスを開いています。レッスンでは、まず目を閉じて深く呼吸をし、足の裏や座った体が床に支えられている感覚に耳を澄ませます。
今日はなんだか腰が重いな。肩があがりにくいな。仕事のことで頭がいっぱいだな。そんな体や気持ちの状態に、まず気づくこと。それが最初の一歩です。
ロミヨガとアイナ
ロミヨガでは、お手本どおりにポーズがとれることを正解にしていません。周りと同じ動きをする必要もありません。無理に形に合わせようとして体を痛めてしまっては、本末転倒だからです。
大地が、そこに立つ人を選ばずに支えてくれるように、レッスンでも、年齢や経験に関係なく、一人ひとりが自分のペースで進めます。上を目指して負荷をかけてもいいし、途中で休憩したって構わない。今の自分に必要なものを、必要な分だけ受け取れる。それがロミヨガの醍醐味であり、私が大好きなところです。
ロミヨガについては、こちらの記事でくわしく紹介しています。
ロミヨガとは?一般的なヨガとの違いをやさしく解説
https://one-joy7.com/sakulomi-blog/what-is-lomi-yoga
まとめ
アイナ(ʻāina)はハワイ語で「大地」「土地」
「ʻai(食べる)」と結びつけて「人を養ってくれるもの」と説明されることもある
カマアイナ(土地の子)、マラマ・アイナ(土地を大切にする)などの言葉にも使われる
浅間山のふもとで、足の裏から大地を感じる時間を。Saku Lomiでは、佐久平と御代田でロミヨガのクラスを開いています。はじめての方は、体験レッスンからどうぞ。